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執筆者の写真Motoko Kawabata

コミッションアートについて

更新日:2022年8月15日

皆さんはコミッションアートについてお聞きになったことはありますでしょうか?

アーティストに自分の希望する作品のイメージを伝え作ってもらう、いわゆるオーダーメイドなアートのことです。

いや、違うな。

依頼主の意見や想いがとても反映されるので依頼主とアーティストの共同作品と言っても過言ではありません。


私は昨年ギャラリーをオープンするにあたり、エルに一枚のアート制作を依頼しました。

ロンドンから届いた世界に一枚しかない私だけのオリジナルアートです!


まだ爽やかさを感じる初夏の頃、まずはエルとZoomでコミュニケーションを。

全体的なイメージ、サイズ感、周囲のインテリアと調和するようにピンクパープルのカラーを背景に、ふわっと柔らかく軽やかな雰囲気の中にも希望を持って前に進んでいけるようなアートをetc…と伝えました。


制作がスタートして数週間が経ち途中経過としてまだ未完成の作品を見せてくれました。

ワクワク意気揚々と臨んだ私はビックリ。

求めていたものと全く違った、全く心に響かなかったのです!

8月のうだるような暑さもあってか私は本当に落ち込んでしまったのです。


アーティストのプライドを傷つけるかな?

友情関係にひびが入ったらどうしよう。

私の依頼内容が抽象的過ぎたのか。。。


とても悩みましたが私にとってはとても高価なものでもあったし正直に私の残念な気持ちをエルに伝えました。

悩んだ割には私の言葉はストレートすぎて無礼すぎて、言ってしまった後に後悔するパターン(^_^;

するとエルは私の心配をよそに私の意見を前向きに受け入れて大幅にシフトチェンジをしてくれました。


大幅にシフトチェンジして作り直してもらった一枚。出荷前に動画を送ってもらい最終確認をします。


Please don’t worry. I will keep painting the painting until you fall completely in love with it.


エルの心の大きさと優しさを改めて知った瞬間でした。

このメッセージから約1ヶ月後。

当初のものとは全く装いを変え生まれ変わった作品に私はすっかり恋に落ちました!

タイトルは"The Golden Hour"

季節は初秋の頃。

エルと私の2020年夏の忘れられない思い出となりました。

このコミッションアートを通して私がエルから学んだことはどんなことも相手が”恋に落ちる”感覚を持ってもらうにはどうしたらよいか。

そこにこだわりを持って何事も真っ直ぐに取り組んでいきたいと思うのです。


さて、タイトルとなった"The Golden Hour"の意味は次のブログで紹介したいと思います!



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