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執筆者の写真Motoko Kawabata

絵のある階段

更新日:2022年8月14日


最近新しいお家にお引っ越しされたクライアントより、階段スペースをアートギャラリーにしたいというご依頼をいただき提案書を作成中です。

私はマンション暮らしが長いので階段スペースが身近になく、この機会に風水の観点から家の中における階段の役割と、そこにアートを飾る意味を調べてみました。


1. 階段とは家の中で異なる階の気をつなぐ通路。階段を通って各階に気が移動する。

2. 家の階段の風水がよいと家の中全体が幸運で満たされるという重要な役割を担う。

3. 大前提として気の流れはゆるやかな状態がベストであり、階段の壁にアートを飾ることで一直線で早く流れる気をうねる形に変える=ゆっくりと家中に浸透する効果を生み出す。


なるほど、”気”が猛スピードで駆け抜けてもらっては困るけど”気”の流れはスムーズであることを保ちつつもゆっくり、じんわり一階で生まれた明るい笑顔が二階にも連鎖するような巡りの良い階段が風水のセオリーにかなったものなのでしょう。

そのためにも階段を殺風景な白い壁のままにして空虚感を生み出すより、海外のインテリアでよく見るような階段の壁一面いっぱいにアートを飾って楽しさを演出するというのは理にかなっていると思うのです。その方が各階間でポジティブな連鎖反応が起こるイメージが沸きませんか?


クライアントの新しいお家は3階建て、小さいお子様のいる明るく賑やかで笑いの絶えない家庭なのでその朗らかな空気を各階にデリバリーできる階段にしたいのです。


実はこのクライアントとは昔からの知り合いで私が随分以前にジャカルタで購入したTulisanというブランドのこのアートをまだ大切に持っていてくれてこのアートを階段の壁面に飾りたいとのこと。そして階段踊り場にこのアートと相性の良いアートを!というご依頼です。  


明るいレッドの持つ 「 元気を与え人を積極的 ・ 活動的にさせる効果 」 と深いレッドの持つ 「 ストレスを和らげる効果 」の二要素を兼ね備えたこちらの一枚はかなり”赤”の印象が強い一枚です。同じ空間に飾るもう一枚はアクセントとして少しだけ赤色が入ったものならまとまりも良くハーモニーが築けそうです。



ロンドンのPoppy Waddiloveのシティーガールシリーズから赤がアクセントとして入ったアートをピックアップしてみました。

いずれのアートもお手持ちの作品と相性が良さそうです。

そして季節によってアートを掛け替えるご提案もしています。

上のシリーズでいえば、春先~秋にかけて、秋から冬にかけて、真冬の季節とそれぞれの季節をアートを通して感じていただければと思っています。


さて、どんな階段になるのでしょうか?

乞うご期待!

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